ぼくのはてな。

「推しのためならえんやこら」なバンギャルです。ヴィジュアル系、アニメ、漫画、ゲーム、アイドル、サブカルチャー。

7月のまだライブ行けてない日記「地方民、死す」/「本当のライブ再開の希望はあるか」

なんのライブも行けないまま、7月に突入しました!

みなさま、いかがお過ごしでしょうか?

本気でストレスの大絶頂ですが、私的に悲しいお知らせと、さらに私的に微妙なお知らせの2パンチがありました。

 

めっちゃ楽しみだったけどまだできないのもわかってたのですが、待ってた公演がほぼ全公演中止とお知らせが届くのは悲しいね。

また、嬉しいお知らせですが私にとっては微妙なお知らせです。

 

 

 「私的に微妙なお知らせ」と表現したのは、新たにライブが発表されたことは嬉しいものの、私は大阪で住んでおり、現在の情勢を見るに完全に行けないからです。

行けないから勝手に微妙なお知らせと表現するのもおかしな話ですが、情勢的に「え、いま?!」という感情も含みます。普通だったら「やったー!」で済んでたことも、素直に喜べない状況下なのがまた寂しいお話ですよね。

ただ待っても待っても「いつ再開できるんだ!」ともおそらくバンドもファンも思っていたとは思うので、ライブ再開に際して大きな一歩となりました。

 

ほか、ライブを再開しているところは多くなっており、その多くは行政が示した新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドラインに基づき開催・または開催予定となっています。

ベルはこういったお知らせも。

こうやって「再開するよ!」って言われたらファン側は安心するから良いお知らせなのかなぁと。

不安な人もいるとは思いますが、「こうやってライブを再開していくから、よろしくね」と方向性を指し示す意味ではライブに赴く予定のファンの判断と良心だけに任せずちゃんとルールの明確化されることも大事だと思います。

 

ただ、私も私の周りもイベントなり舞台、ライブに行っている人はまだ見ていません。みんな、生きてますか…!

私はめっちゃ死んだり生き返ったりを繰り返しているため、なんとか人の形を保ったゾンビになっています。

こんな思いをするなら花や草に生まれたかった…というコピペが頭を過る今日この頃です。

 

 

現在も警戒される「エンタメ」とコロナの世間の懸念

ライブは再開傾向なものの、みなさんご存知の通り「完全な再開」には至っていません。

ソーシャルディスタンスの確保によりフロア内の人数制限、マスク着用、入場時のアルコール消毒や検温、着席での鑑賞、大声での発生の禁止、問診用の記入…ect

がイベント、会場によって設定されています。

春ごろは誰もが「そんなん言うて~夏にはライブできるし行けるやろ~(ハナホジ)」と思っていて、緊急事態宣言もすでに終わり数カ月、感染者数も落ち着いて半ば普通に戻りつつあったなか、ここ1週間で東京で連日感染者数が急に3桁越えで全国各地で感染者が増えつつあるため、緊張感が高まってきました。

また、タイミングも悪く舞台でクラスター発生(ここは主催が杜撰すぎたせい)でエンタメ業界はまたしても「向かい風」な状態です。

 

さらに非常に問題視されているのは、7月22日から開始予定の「GO TO キャンペーン」。

旅行をする際に、政府が旅行補助金を出し旅行代理店と観光業を救うため打たれたこのキャンペーン、現在はこのキャンペーン自体が「ちょっとアレ」ということで問題にはなっていますが、それはさておき全国的に感染者が増えていることもあり

「こんな時期に旅行なんかさせて、地方にウイルスを分散させる気か!」

「また緊急事態宣言を発令することになる!」

「病院の負担が逼迫して医療崩壊する!」

と猛批判されていて、#GoToキャンペーンを中止してください」というハッシュタグ運動や署名活動も行われています。

 

これが発表された当初、私はシンプルなアホなので、「エ!!!!遠征補助金!!!!ヤッター!!!!」となってめちゃくちゃテンションが上がったので、落ち着いたらガンガン遠征だ~~~!!!!と思っていたのですが、今は分かる、そんなうまい事いくわけがなかった。

にしても、こうやって月、週、日によってガンガン情勢が変わってきて、「また自粛になるかも」と思うと疲弊はしますよね。美味しいもの食べてみんな元気だそうね…

 

今日の本題「地方民はつらい」

私は今回のDOFの発表が色々またライブについて考えるきっかけとなり、来月開催予定の都内のライブのチケットを手放しました。

とてもじゃないけど、まだ遠征できる状況だとは私は思えないからです。

感染が拡大傾向にあるなか、大阪から東京の往復、そしてライブを見るということ。

今はライブハウスや主催側もガイドラインに沿って万全に対策してくれるとは思うものの、地方民の都内遠征ほど"色んな意味で"リスキーなものはなく、多くは元から感染していて無症状であり、移動中の感染もあり得える話で、そこからライブハウス内で何かの拍子に広まっていくというケースは可能性としては「ゼロ」ではないのです。

 

また、これが一番みなさんが考えると思うのが、もしそのライブに行ったことによって自分が感染、もしくは濃厚接触者になったとして、自分自身と家族の健康がもしかしたら脅かされるかもしれないこと、職場や色んな人にも迷惑をかけてしまうということではないでしょうか。正直自分だけの問題だったらみんな行ってると思うけども「そうではない」という問題が大きすぎる。

もし自分の家族や周りが自分のせいで重症患者になったらとか、職場にも報告しなければならないので「なぜ今のこんな時期に、ライブでしかも、東京なんか…」と言われるのは想像つきますし、私の仕事に限ってはですが接客業なので、来ていただいたお客様にもご迷惑かけることになります。最悪、危機管理リスクが甘い面で会社からクビと宣告されてもしょうがありません。

無理!!!!!!

正直ここまで我慢したんだからちょっとくらい楽しんだって…移るときは移るんだョ…という気持ちもあったけれども、冷静に考えてそこまでして、私はライブのために、大阪から東京まで出れない…とふと「無」になりました。もし行ったライブ自体でクラスター発生!ってなったらウイルスで生死をさ迷う前に寿命50年縮まってもおかしくないです。

 

と、ここまでは私の考えが前面に出ていますが、私自身はライブに遠征で行く人自体を否定はしません。「私はいろんなことが起きた時に、その責任を自分ひとりでは抱えきれない」という心配が強いだけで、逆に「色んなリスクがあっても好きなアーティストのライブを見たい」という気持ちは非常にわかる。バンギャなので。

バンドも寿命がありますし、「次いつ見れるかどうかわからない」となったら見れるうちに見たいと思うことも当然出てくる感情で、自粛疲れの勢いでバンドが解散や活動休止になる可能性だって全くゼロではない。

長く「追っかけ」的に活動している人であれば、1公演だって見逃したくないっていう気持ちもある人はあると思う。そういう信念を貫けるのは私にはできないことで、本当に「強い人」しかできないのです。

 

とにかく遠くからライブの無事開催を見守ることしかできない立場で、再開も都内のバンドなので都内からというのは予知できたことですが「めっちゃ待って待って、我慢して、我慢し続けて、耐えた末の傍観」も正直堪えるものもあります。

所詮自己都合での辞退とはいえ、行けるものなら行きたかったのもまた本音です。とてもかなしい。地方民のみんな、悲しい気持ちはみな一緒!

ライブに行かれる方やバンドのみんなは、何事もなく健康で安全に開催できて楽しめることを願っています。

本当にいつかいつも通りライブ楽しめる日が来たら、みんなでかわいいヒロムくん拝みにいこうね…約束ね…TT

 

閑話休題「ライブエンターテイメントに救済はあるか」

また、ここでちょっとだけ明るいニュースでも。

note.com

 

こちらの記事は新型コロナウイルスと共生を目指し専門家と音楽関係者による「ライブエンターテインメントの行方」についての動画紹介、文字に起こされたnoteです。

動画自体がかなり長いのですが、めちゃくちゃに簡単にまとめると「政府が行政が示している今のライブハウスの対策ってズレてるから、どんどん声を上げて変えていくべきだ」みたいな内容になります。

今回、こちらの動画に出演している宮沢孝准準教授(京都大学ウイルス再生医科研究所準教授)、藤井聡教授(京都大学大学院工学研究科教授)によると、なんと合理的な対策さえすれば「満員に近い状態でライブハウスを再開することができる」とのことなので、正直にいち視聴者として目玉飛び出るくらいのびっくり発言です。エ…そうなの…じゃあ今やってること我慢してることって一体なに…って感じですね。

ただ、世論が活発で政治家に批判が集まりつつあるなかでも残念ながら今回の都知事選では、「配信ライブはエンターテイメントの代替えになりえる」と回答した小池百合子氏が再選したので(#saveourspace 東京都知事選2020より「候補者に聞きたいこと」にて)、こういったことを見ているとエンタメ好きがいくら「変えよう」って言っても、国と行政を動かしている人がエンターテイメント・ライブハウス・イベントに対してよくわかっていない人しかいないため、声を上げている間にもコロナ禍が落ち着いてしまいそうです。本当に、願わくば後藤輝樹に当選してもらいオムツで国会行ってほしかったです。

話の風呂敷をここまで広げると国民性や政治体制の話になってきますね。散々批判されていますが全く分野に縁も知識も無い人が「なんとか大臣」をやってる国なので、まず根本からおかしいんだと思います。かなしいよね。みんな、選挙は絶対いこうね(T_T)

 

話をもとに戻すと、こうやって専門知識に長けた人のお話を聞くと多少希望は見えるのでこういう配信は本当にありがたい。もしかしたらこういう声が偉い誰かに届けば、ガイドラインの見直しもされそうですね。そういう希望じゃないともはや精神保てないです!

おわりに

こちら、DOFのライブに行けないことを嘆きに嘆いておりますが、実は8月ライブには行けそうです。

チケットはまだ手元に無くてまだ様子見なのですが、大阪でのライブなのと、ガイドラインに沿ったライブが実際どんなものか見たい感じではあるのでちょうどいいライブを見つけてしまいました。

また行ったらライブレポートとか久しぶりに書きたいんですが、配信ライブの感想はアーカイブがあることが殆どなため衰え続ける記憶力でも大丈夫だったからで、見たくせして「ん~!さいこう!」(小並感)だったら本当にすみません。先に謝っておきます!

おわり。