ぼくのはてな。

「推しのためならえんやこら」なバンギャルです。ヴィジュアル系、アニメ、漫画、ゲーム、アイドル、サブカルチャー。

7月のまだライブ行けてない日記「地方民、死す」/「本当のライブ再開の希望はあるか」

なんのライブも行けないまま、7月に突入しました!

みなさま、いかがお過ごしでしょうか?

本気でストレスの大絶頂ですが、私的に悲しいお知らせと、さらに私的に微妙なお知らせの2パンチがありました。

 

めっちゃ楽しみだったけどまだできないのもわかってたのですが、待ってた公演がほぼ全公演中止とお知らせが届くのは悲しいね。

また、嬉しいお知らせですが私にとっては微妙なお知らせです。

 

 

 「私的に微妙なお知らせ」と表現したのは、新たにライブが発表されたことは嬉しいものの、私は大阪で住んでおり、現在の情勢を見るに完全に行けないからです。

行けないから勝手に微妙なお知らせと表現するのもおかしな話ですが、情勢的に「え、いま?!」という感情も含みます。普通だったら「やったー!」で済んでたことも、素直に喜べない状況下なのがまた寂しいお話ですよね。

ただ待っても待っても「いつ再開できるんだ!」ともおそらくバンドもファンも思っていたとは思うので、ライブ再開に際して大きな一歩となりました。

 

ほか、ライブを再開しているところは多くなっており、その多くは行政が示した新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドラインに基づき開催・または開催予定となっています。

ベルはこういったお知らせも。

こうやって「再開するよ!」って言われたらファン側は安心するから良いお知らせなのかなぁと。

不安な人もいるとは思いますが、「こうやってライブを再開していくから、よろしくね」と方向性を指し示す意味ではライブに赴く予定のファンの判断と良心だけに任せずちゃんとルールの明確化されることも大事だと思います。

 

ただ、私も私の周りもイベントなり舞台、ライブに行っている人はまだ見ていません。みんな、生きてますか…!

私はめっちゃ死んだり生き返ったりを繰り返しているため、なんとか人の形を保ったゾンビになっています。

こんな思いをするなら花や草に生まれたかった…というコピペが頭を過る今日この頃です。

 

 

現在も警戒される「エンタメ」とコロナの世間の懸念

ライブは再開傾向なものの、みなさんご存知の通り「完全な再開」には至っていません。

ソーシャルディスタンスの確保によりフロア内の人数制限、マスク着用、入場時のアルコール消毒や検温、着席での鑑賞、大声での発生の禁止、問診用の記入…ect

がイベント、会場によって設定されています。

春ごろは誰もが「そんなん言うて~夏にはライブできるし行けるやろ~(ハナホジ)」と思っていて、緊急事態宣言もすでに終わり数カ月、感染者数も落ち着いて半ば普通に戻りつつあったなか、ここ1週間で東京で連日感染者数が急に3桁越えで全国各地で感染者が増えつつあるため、緊張感が高まってきました。

また、タイミングも悪く舞台でクラスター発生(ここは主催が杜撰すぎたせい)でエンタメ業界はまたしても「向かい風」な状態です。

 

さらに非常に問題視されているのは、7月22日から開始予定の「GO TO キャンペーン」。

旅行をする際に、政府が旅行補助金を出し旅行代理店と観光業を救うため打たれたこのキャンペーン、現在はこのキャンペーン自体が「ちょっとアレ」ということで問題にはなっていますが、それはさておき全国的に感染者が増えていることもあり

「こんな時期に旅行なんかさせて、地方にウイルスを分散させる気か!」

「また緊急事態宣言を発令することになる!」

「病院の負担が逼迫して医療崩壊する!」

と猛批判されていて、#GoToキャンペーンを中止してください」というハッシュタグ運動や署名活動も行われています。

 

これが発表された当初、私はシンプルなアホなので、「エ!!!!遠征補助金!!!!ヤッター!!!!」となってめちゃくちゃテンションが上がったので、落ち着いたらガンガン遠征だ~~~!!!!と思っていたのですが、今は分かる、そんなうまい事いくわけがなかった。

にしても、こうやって月、週、日によってガンガン情勢が変わってきて、「また自粛になるかも」と思うと疲弊はしますよね。美味しいもの食べてみんな元気だそうね…

 

今日の本題「地方民はつらい」

私は今回のDOFの発表が色々またライブについて考えるきっかけとなり、来月開催予定の都内のライブのチケットを手放しました。

とてもじゃないけど、まだ遠征できる状況だとは私は思えないからです。

感染が拡大傾向にあるなか、大阪から東京の往復、そしてライブを見るということ。

今はライブハウスや主催側もガイドラインに沿って万全に対策してくれるとは思うものの、地方民の都内遠征ほど"色んな意味で"リスキーなものはなく、多くは元から感染していて無症状であり、移動中の感染もあり得える話で、そこからライブハウス内で何かの拍子に広まっていくというケースは可能性としては「ゼロ」ではないのです。

 

また、これが一番みなさんが考えると思うのが、もしそのライブに行ったことによって自分が感染、もしくは濃厚接触者になったとして、自分自身と家族の健康がもしかしたら脅かされるかもしれないこと、職場や色んな人にも迷惑をかけてしまうということではないでしょうか。正直自分だけの問題だったらみんな行ってると思うけども「そうではない」という問題が大きすぎる。

もし自分の家族や周りが自分のせいで重症患者になったらとか、職場にも報告しなければならないので「なぜ今のこんな時期に、ライブでしかも、東京なんか…」と言われるのは想像つきますし、私の仕事に限ってはですが接客業なので、来ていただいたお客様にもご迷惑かけることになります。最悪、危機管理リスクが甘い面で会社からクビと宣告されてもしょうがありません。

無理!!!!!!

正直ここまで我慢したんだからちょっとくらい楽しんだって…移るときは移るんだョ…という気持ちもあったけれども、冷静に考えてそこまでして、私はライブのために、大阪から東京まで出れない…とふと「無」になりました。もし行ったライブ自体でクラスター発生!ってなったらウイルスで生死をさ迷う前に寿命50年縮まってもおかしくないです。

 

と、ここまでは私の考えが前面に出ていますが、私自身はライブに遠征で行く人自体を否定はしません。「私はいろんなことが起きた時に、その責任を自分ひとりでは抱えきれない」という心配が強いだけで、逆に「色んなリスクがあっても好きなアーティストのライブを見たい」という気持ちは非常にわかる。バンギャなので。

バンドも寿命がありますし、「次いつ見れるかどうかわからない」となったら見れるうちに見たいと思うことも当然出てくる感情で、自粛疲れの勢いでバンドが解散や活動休止になる可能性だって全くゼロではない。

長く「追っかけ」的に活動している人であれば、1公演だって見逃したくないっていう気持ちもある人はあると思う。そういう信念を貫けるのは私にはできないことで、本当に「強い人」しかできないのです。

 

とにかく遠くからライブの無事開催を見守ることしかできない立場で、再開も都内のバンドなので都内からというのは予知できたことですが「めっちゃ待って待って、我慢して、我慢し続けて、耐えた末の傍観」も正直堪えるものもあります。

所詮自己都合での辞退とはいえ、行けるものなら行きたかったのもまた本音です。とてもかなしい。地方民のみんな、悲しい気持ちはみな一緒!

ライブに行かれる方やバンドのみんなは、何事もなく健康で安全に開催できて楽しめることを願っています。

本当にいつかいつも通りライブ楽しめる日が来たら、みんなでかわいいヒロムくん拝みにいこうね…約束ね…TT

 

閑話休題「ライブエンターテイメントに救済はあるか」

また、ここでちょっとだけ明るいニュースでも。

note.com

 

こちらの記事は新型コロナウイルスと共生を目指し専門家と音楽関係者による「ライブエンターテインメントの行方」についての動画紹介、文字に起こされたnoteです。

動画自体がかなり長いのですが、めちゃくちゃに簡単にまとめると「政府が行政が示している今のライブハウスの対策ってズレてるから、どんどん声を上げて変えていくべきだ」みたいな内容になります。

今回、こちらの動画に出演している宮沢孝准準教授(京都大学ウイルス再生医科研究所準教授)、藤井聡教授(京都大学大学院工学研究科教授)によると、なんと合理的な対策さえすれば「満員に近い状態でライブハウスを再開することができる」とのことなので、正直にいち視聴者として目玉飛び出るくらいのびっくり発言です。エ…そうなの…じゃあ今やってること我慢してることって一体なに…って感じですね。

ただ、世論が活発で政治家に批判が集まりつつあるなかでも残念ながら今回の都知事選では、「配信ライブはエンターテイメントの代替えになりえる」と回答した小池百合子氏が再選したので(#saveourspace 東京都知事選2020より「候補者に聞きたいこと」にて)、こういったことを見ているとエンタメ好きがいくら「変えよう」って言っても、国と行政を動かしている人がエンターテイメント・ライブハウス・イベントに対してよくわかっていない人しかいないため、声を上げている間にもコロナ禍が落ち着いてしまいそうです。本当に、願わくば後藤輝樹に当選してもらいオムツで国会行ってほしかったです。

話の風呂敷をここまで広げると国民性や政治体制の話になってきますね。散々批判されていますが全く分野に縁も知識も無い人が「なんとか大臣」をやってる国なので、まず根本からおかしいんだと思います。かなしいよね。みんな、選挙は絶対いこうね(T_T)

 

話をもとに戻すと、こうやって専門知識に長けた人のお話を聞くと多少希望は見えるのでこういう配信は本当にありがたい。もしかしたらこういう声が偉い誰かに届けば、ガイドラインの見直しもされそうですね。そういう希望じゃないともはや精神保てないです!

おわりに

こちら、DOFのライブに行けないことを嘆きに嘆いておりますが、実は8月ライブには行けそうです。

チケットはまだ手元に無くてまだ様子見なのですが、大阪でのライブなのと、ガイドラインに沿ったライブが実際どんなものか見たい感じではあるのでちょうどいいライブを見つけてしまいました。

また行ったらライブレポートとか久しぶりに書きたいんですが、配信ライブの感想はアーカイブがあることが殆どなため衰え続ける記憶力でも大丈夫だったからで、見たくせして「ん~!さいこう!」(小並感)だったら本当にすみません。先に謝っておきます!

おわり。

2020年7月9日 MIGMA SHELTER配信ライブ「RAVE AGAINST 01」感想など

月が替わって7月になりました!

ライブ等は未だ行けていないですが、ようやくちょっとずつやり始めるところも出てきて良かったなぁと思います。私はまだ予定ないですが!

というわけで、相変わらず配信ライブを見る生活なのですが、

昨日はミグマシェルターの配信がありました。めっちゃ楽しみだったからヤッター!になっちゃった!やったー

というか、このブログ、ヴィジュアル系のことしか書いてないな……と思ってたのですが、やっとアイドル枠です。

 

こちらとりあえず無料枠のYoutubeを置いときます。有料枠はZAIKOのみ。

youtu.be

 

セットリスト(※紫文字は新曲)

01. Svaha Eraser

02. NAME

03. Spider line

04. Compression: Free

05. 明けの歌

06. 69

-MC- 

07. In Wonderland

08. Rabiddo

09. Egg Head

10. Y

11. It doesn't matter

12. Unbirthday 

13. QUEEN 

-MC-

14. 【Mega Mix】

「Deeper」「the Answer」「Parede's End」

「Mo'Strain」「Cosmic Forest」「Compression: Free」

15. TOKYO SQUARE

16. Joint

 

まず「MIGMA SHELTER」とは

通称「ミシェル」と呼ばれる女性アイドルグループ。

アイドルながら音楽は「サイケデリック・トランス」を中心としていて、「頭ぶっ壊れるまで踊れ!」の文言に沿うようにトランス・ダブステップといったEDMでフロアを沸かせる。また、ミシェルは通常「ライブ」ではなくダンスミュージックさながら現場のことは「レイヴ」と呼ぶ。

トランスと一言で言っても、ミシェルは中でもEDMで想像されるクラブミュージックとはまた違い、「ダーク路線」を主としていて、初期はフォレスト系トランスでしたが、ここ最近リリースされた楽曲はダーク寄りなトランスになっています。

そのため、フロアは「踊る」というよりこの路線も相まって曲によっては「トランスだけどノリにくい」なんて点もありますが、それを回収するがごとくパフォーマンスが圧巻で、ギュウ農フェスと呼ばれるアイドルを中心とした音楽フェスではオクタゴンスピーカーを設営した新木場STADIO COASTで大トリを飾るなど活動幅も顔も広い。

活動歴は3年と長く続いていますが、その間で大幅にメンバーチェンジをしており、現在は結成当初からミシェルを支え続けるオリジナルメンバーのミミミユをリーダーに、ブラジルユブネタマネレーレナーナナラの6人で活動しています。

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左からナーナナラ・レーレ・ユブネ・ブラジル・タマネ・ミミミユ(公式サイトより引用)

なお、ナーナナラちゃんは今回のレイヴをもって現状を見据えながら一度学業に専念することから一時活動休止となりました。正式な復帰時期については未定ですが、現在の情勢を見ながら秋以降に活動について発表するとのこと。

 

ゆるりとした感想

19時30分から、MCも挟んでみっちりほぼ2時間!

これが1,000円で見れちゃうのは本当にすごすぎる。開始数分で1000円の元を取れたのでは?っていうくらいすごかった。ミシェルはレーザー演出がとても合うので、初っ端から度肝抜かれた。演出も最高、新曲も最高、すべてが最高という言葉しかない…完全に語彙力を失ってしまったおたくになっている。むしろ最高以外の最大限の高揚感と多幸感を表す日本語が欲しい。

本当にできることなら生で見て見たかった…ツアーも中止になっちゃって病んだけど、4カ月ぶりにこうやってステージで踊っている姿を見られたのでホッとしました。

最後のレイヴからかなり期間が空いたので、最初からネジが外れてみんなとち狂っていて、「見て聴く麻薬」って感じ。

それにしても「69」でMVの再現としてブッチさん*1が出てきたり演出でもちょっと笑った。

レーザーが差すステージで、最初からレイヴでおなじみの楽曲で攻めていて、新曲はどこらへんで挟むのかな~と思っていたらちゃんと新曲は新曲で固められたセクションがあって、アルバムの雰囲気も先に味わえたので嬉しかったです。本当にALICEが楽しみで生きている…😿

今回リリースされるアルバムは「不思議の国のアリス」をモチーフにされているのですが、エレクトリカルパレードみたいな「Egg Head」と落ち着いた「It doesn't matter」が大変お気に入りなので、早く聴きたい…!一般先行配信は7月23日から、音源の発売は8月の下旬だそうです。

アルバムは、去年の冬からクラウドファンディングをして「アルバムの楽曲たちを最高クオリティに仕上げ、最高の作品として、沢山の人に届ける」と名目のもと、1200万集めるという快挙を成し遂げたのですが、今回の配信を見て、アルバムの楽曲の完成度を見たら「待った甲斐があったなぁ~」と泣きそうになった。えんえん。

そして、今週頭に新アルバム収録曲から1曲「Rabiddo」のMVが公開されたのですが、

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絶対バンギャしかわからないけどMV見て「めっちゃヴィジュアル系かよ!!!」ってなってしまった。絶対オカルトプロポーズ×キスミイスノウでしょってなって死んじゃったんda…昔のヴィジュアル系の「森」MVが共通していて同じような構成だったので…

Rabiddoはかわいい女の子たち6人が不気味な雰囲気も出しながら、カッコいい雰囲気に仕上がっています。バンギャのため話が逸れてしまいました。

 

感想続き、新曲のセクションが終わった後は「Mega Mix」ゾーンはミシェルにしかない楽曲×楽曲を合わせた基地外ゾーン。

「うなされた時に見る夢」みたいにどんどん展開されていく曲たち。後半は「TOKYO SQUARE」でふっと落ち着いて、ラストは定番の「Joint」で締められるのですが、

 まぼろし追いかけて さあChase

 という歌詞があって、ここはいつもオタクと大合唱するのですが聴くといつもここの部分聴くとグッとくる。アイドルって儚いし、ミシェルも今までいろいろあったけれど今この瞬間、「まぼろし」のようなこの時間を追いかけたいな~といつも思うのです。

ミシェルの歌詞って全体を通して意味がある・ないではなく語感とリズムを意識した作詞なのですが、印象的な部分も多くて私は大好きです。

 

と、ここまでは全体のゆるっとした感想なのですが、とにかく推しメンのレーレちゃん、尊い…綺麗な髪をたなびかせて踊る姿、女神。ゼアゼアの時はツインテール(とお団子)が好きだったけど、ミシェルで派手髪になってから髪の毛を下していて、それが凄く踊ってるとき映えていて余計大好きになってしまっている。

新曲のエッグヘッドの2サビ前のコケコッコーなレーレちゃんがまんま「😆」の顔してた。と思ってたけどアーカイブで見返したら1サビのブちゃんの顔も😆だった。というか、ブちゃんはダンスも歌もキレッキレなのに、喋るとめちゃくちゃコミュ障で面白くなってしまう…とにかくエッグヘッドは兵隊さんの振り付けもあったりで可愛い!ミシェルには全然なかった曲なのでレイヴで聴くと絶対楽しい。

レちゃん、69の時はブッチさんと戦ってメンバーが心配で駆けよっちゃうくらいぶっ倒れちゃって心配になっちゃったけど、その後は結構ケロッとしていた。ミちゃんも一時危うかったけど後半ケロっとしてるし、逆に最後まで全然ケロッとして踊ってたタマネちゃんが終わった瞬間ぶっ倒れてた。

でも誰か倒れた時真っ先に駆け寄るタちゃんやブちゃん、MCでフォローに回るナラちゃんとかユブネちゃんの立ち回りが素晴らしすぎだった。ナラちゃん、本当に19歳…?さすがミシェル外交官。一時活動休止のときのコメントもしっかりしてるしびっくりしたヨ…活動休止が発表されたときはオワタ…と思ったけど、レイヴでコメント聴いてる限りでは凄い長くなるわけではない?と感じたので安心しました。ナちゃん、がんばれ~!

 

まとめ

わたし、バンギャルだけどミシェルはマジでヴィジュアル系~~~~!!!!ってなること多くて楽しい。

アイドルっていうとキラキラしていて可愛い、っていう印象だと思うのですが、ミシェルは可愛い女の子たちがダークでバチバチサイケデリックトランスを踊ってるのが本当にとてもいいです。現場は男の人が多いですが、女の子も増えてきているし女の子のファン増えてほしいなと思います。

ミグマシェルター、各所配信サイトで音源も配信されているのでぜひ都合のいいところで一度音源など聞いてみてほしいですね

あとは、ミシェルはレイヴの映像がガンガン上がるので(イベントが撮影禁止でもなければ、通常は有志のファンが動画を撮影してYoutubeに上げていたり公式からも上がっていたりする)、それも見ると2倍も3倍も楽しくなれちゃうと思います!

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ここまでは無料で楽しむ方法なのですが、本当に今回の配信は1000円払っても実質タダかな?ってくらい圧巻な出来なので、よければぜひ!来週の16日までの1週間アーカイブ配信されています。

ぜひ〜!👋🏻

perfectmusic.zaiko.io

 

おまけ:まだまだあるミグマシェルターのおすすめ

ここからはさらっとおすすめの動画を紹介していきます。

なぜ動画かというと、絶対に動画で見た方がよいからです。ミシェルのみんなはSNSをやってるんだけど、どうしても「可愛い女の子」だけに見られたくないので(もちろん顔のタイプなどは重要とおたくなりに理解しているのですが、私は実際に踊るみんなを目で見て「あなたの推しメン」を決めてもらいたいのです)、かっこいいぞ~~~!!!!ひゅ~~~!!!!という動画を乗せていきます。

 

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こちらセットリストにもある「69」という曲。読み方は「シックスティナイン」。

今回のレイヴではこれを模したヤンキーVSヤンキーをやっていました。こちらはゴリゴリにロックなナンバーです。MV自体はちょっと変な構成なのですが、曲がかっこいいギャップで大変面白い仕上がりになっています。このMVを撮ったときは金髪でショートカットでブルー担当の「シャイシャイコ」ちゃんがいました。シャイシャイ、元気かな~。

 

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こちらも今回のセットリストにあった「TOKYO SQUARE」のMVです。こちらは新メンバー「ナーナナラ」加入後のMVで、ミシェルでは初めてめちゃくちゃまともな(語弊がある)MVだと個人的に思っています。最近のセットリストでは見かけないことがないくらい定番で、トランスながら後半に金管楽器が使われていたり展開が面白い曲構成になっています。

 

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こちらはファンの方が上げている個人の動画。冒頭の簡単なミシェルの紹介にある「ギュウ農フェス」の動画になります。臨場感的に味わえるのはまずこれかなと…!去年の春のギュウ農も好き。というか、おたくのMIXが入ると「あ~!コレコレ~~~!!!」ってなるよね。やはりレイヴはおたくと一緒に完成されていくものなんですね…

 

youtu.be

こちらは公式から上がっているオレンジ担当タマネちゃんの生誕レイヴ。このブログの最後らへんに貼ったレーレちゃん生誕も好きなのですが、タマネちゃんのもかわいいです。生誕レイヴの雰囲気は、バッキバキかつちょっと和やかな場面もあるのでギャップによるキュンポイント高めです。

 

この他にも、なんと!Youtubeで「MIGMA SHELTER」と検索するだけで有志による動画が死ぬほど出てきます!!!!!気になった子がいたら、ぜひTwitterなどチェックしてね!

バンギャもびっくりの本当に凄い充実コンテンツです。みんな、ミグマシェルターをよろしくお願いします!

*1:「乗るしかない、このビッグウェーブに」でおなじみのおじさん。正直何をしている人なのかは知らない人が多い。

2020年6月19日 生配信ライブ「甘い暴力」 感想など

大阪MUSEプレゼンツ「MUSE STATION vol.1 【甘い暴力】」見ました。

公式のワンマンセトリはいつも順番がわからずじまいなのですが、一応見ながらメモしていたのでこちら

1.愛の地獄

2.嫌いになってください

3.ハジメマシテ

4.共犯者

5.暴動

6.君が幸せでいてくれることが、私の幸せに繋がるわけじゃない。

-突然の「スウィートヴァイオレンスBAR」OPEN-

7.俺の方が、君を幸せにできるのに!(茶番ミュージカル)

8.ちゅーしたい

9.暴れ少女

♡恋の大運動会開幕♡ 実況解説:咲 走者:文・義・啓

①芋虫MUSE往復競争

②ぐるぐるバット10周からのMUSE1往復

③早食いパン競争

-強制終了-

ライブ自体は45分~50分くらい、曲も10曲未満と小ボリュームだったけど、リアルタイム視聴者がMAX505人(だったと思う)と有料配信にしては規模が凄いなと思いました。大阪MUSEのキャパ以上に人が多く集まったので本当にすごい…!

甘い暴力自体がライブ配信をしなさそうなバンド」だと思っていたので、「おっ!やるんやったらレアすぎる!アーカイブ無いしリアタイ間に合いそうだったら見よ〜」くらいの軽ノリで開演10分前にチケット買ってめっちゃ久しぶりに見ました。1年以上ぶりだと思います。

ライブ見たら相変わらず面白くて関西が生んだトンチキバンドだったので普通にまたライブに足を運びたくなりました。

 

 

ゆるりとしたライブの感想

久しぶりに見た感想としては、まず義さんがベースを弾いている衝撃…!サポートのJITANさんがいないからそうなんだけど、JITANさんがいない日は前々から義さんがたまーにベースで弾いてるとは知ってて、ライブでベース弾いてる姿を見るのは初(記憶違いじゃなければ)だったので新鮮だった。無観客でもフロアの方見てニコニコしたり手振ったりいつも通り振る舞う義さんがとても良かった。

配信では必ずカメラアングル問題が出てくるけど、いつも見えづらい啓ちゃんが沢山見えて嬉しかった~!ただ、センターの咲さんはめっちゃ映るものとして、次は動きが派手な義さんをカメラが追う形になり、文さんが映る頻度が少なかった気がするのは残念でした。文さん、ふと見ると爽やかイケメンからのもの凄い形相でギター弾いてたりでギャップが素晴らしいので…。まぁこればっかりはカメラはあくまでカメラと理解しないといけないし、でもカメラが有り難い面もやっぱりあるし、配信は一長一短っていうことは見る度に感じます。(あと時々スタッフさんの頭が映っててめっちゃ笑ってしまった)

ただ、共犯者の「しーっ」とか「ちゅーしたい」のキス顔啓ちゃんはそうそう近くで見れそうもない場面だったので、バッチリ決まっていて可愛くてちゃんと頭がハッピーになりました。突発ミュージカルの啓子ちゃんも可愛くて満足……!啓ちゃんの話ばっかりになった。仕方ない、可愛いので……

ライブ中のトンチキミュージカルはMVのステージ上再現でした。


甘い暴力 『俺の方が、君を幸せにできるのに!』

咲さんは相変わらず気が狂ってて最高だったけど、なにより最高だったのがステージング。ライブ中見ているとフリがある曲は先行してステージでフリ指南を行ってくれるのですが、無観客なのでそれもなく好きに曲に合わせて歌って動いてくれている感じが私は好きでした。

ただ通常のライブだとバンギャを盗み見てフリを覚える曲の範囲が多すぎて無理あるので、やっぱり咲さんのフリ指南は無いとしんどいし配信だから見れた面かなと思います。でも咲さんのファンの人は今回の配信ライブの咲さんの方が好きだったんじゃないかなぁと思う。

 

ライブ自体はなんかいきなり寸劇が始まったり相変わらずだし、最後に限っては視聴者が一体何を見させられているかわからないまま終わり、もし初見の人とか居たらどういう感想になるのかめっちゃ気になるところ。

 

甘い暴力のすごいところ

ハンドメイドプロモーションスタイル

甘暴は前々から活動が限定的かつ閉鎖的で、たとえば『CDは基本的にライブ会場限定販売』(※現在はライブもないためネット通販で買えるようになった)インストアイベントも無しV系でも個人SNSが主流になってきた今でのあえての『バンドの公式アカウントのみの運営』、MVも個人撮影、特に雑誌媒体にも登場しない。フライヤーもA4のコピー用紙。物販スタッフがいないのでメンバーがライブ後汗だくになりながら仮面かぶって物販スタッフをやっている。

と、めっちゃ手作りなバンドにも関わらず、今や東京だと恵比寿リキッドルーム、関西だと大阪BIGCATや味園ユニバースと始動から5年内にも関わらずコツコツと活動を続けて都市部だと約1000人規模集められるバンドになりました。プロモーション無しなのが本当に凄すぎる。

また、これだけプロモーションがないにも関わらず「曲が面白すぎてTikTokでバズってしまう」というのところもめちゃくちゃ面白いです。私の持論ですが、「関係者受けがいいバンドは売れない」の次に「SNSでバズれるバンドは売れる」があります。運も実力のうち!

 

ヴィジュアル系文化、バンギャル文化への警鐘

 本当にこれはここ特有だな、と思うのが「チケット保険かけるの原則禁止」

前方で見るためにチケットを保険かけて何枚も買ったり、早番を高額または抱き合わせで売買することはバンド側が黙認している(というか取り締まるための途方もない労力の事を考えると皆しない)ことが殆どですが甘い暴力は不正絶対殺すマンです。『チケットはちゃんと1人1枚!発券した番号で入ってください!それが普通!』と、本当に長年バンギャやってても「それはそうでした」でしかない

対バンではやらないですが、ワンマンライブではきっちり本人確認されます。ここまで厳しいバンドはここしかないと思う。

バンド側は「前とか後ろとか場所関係なく、ちゃんとみんなを楽しませるからライブをただ純粋に見に来て楽しんでほしい」という旨ですが、バンギャにとっては「どうしても行きたいライブ」は「どうしても行きたいライブ」でしかなく、キャパの小さい箱だと落選=行けないという恐怖もあり保険掛けは根絶しないとは個人的に思うものの、この徹底ぶりは潔くて好感持てます。

ただここは遠くで見てるから「良い」と好意的に見れるというのもあって、実際本命だとどう思うかは全く別問題ですが、こちらのスタンスが「行けたら行くわ~」的なノリだとゆるく通う分には合ってるバンドなのかなと思います。(というかまさに私がそうだった)

 

メンヘラに隠された面白楽曲たち

ここまでは「バンドの在り方」のいいところですが、「曲の面白さ」も甘い暴力の良いところだと思います。

ヴィジュアル系はかなり大まかに言えば昔から世間への鬱憤や人の裏を説いた「暗い曲」が多かったですが、R指定の台頭により「メンヘラ」(メンヘラという言葉は広義になっていますが、私の解釈では=日常的に自己肯定感や自尊心が薄いがゆえに何かに依存せざるを得ない人たちを指します)狙いうちにした曲が増えた印象で、甘い暴力もその大まかにそのジャンルだと解釈しています。それにラップも交えたミクスチャーロックの要素を踏まえ昇華したバンドが甘い暴力。私は曲やバンドを好きになる際は歌詞も重要視しますが、歌詞へ共感するより「曲がかっこいい」「ライブが楽しい」という人だったので、甘暴が好きな人はそういう人も多い気がします。

「だいじょばない」「天使でいたかった」「結局何が言いたいの?」みたいなネガティブな曲もありながら、「らぶみ」「性欲うさぎ」「うるせえ黙れ」などライブではフリがあって面白く、曲も歌詞も耳から離れなくない曲を発信してるギャップがまた良いところ。

また、前述にあるライブ会場でしか音源を売っていない等、ステータスをライブに振り切ったバンドです。音源の発売が先行しまず曲を提供してファンに解釈させるバンドではなく、ライブで生音を聴きCDを買い曲を吟味するスタンスを多くのファンが取る形になります。

ライブで聴く曲はCDで聴く分には全く違うなと思うことも多く、それもまたライブで聴き家で再度CDを聴ける「2度美味しい」面も。

ライブではライブバージョンのアレンジが聴け、CDはCDでしか聴けない間や表現の仕方があるのでライブで聴いていいなー!と思って改めてCDを取り込んで聴くと「こんな曲だったの…!」ということも多々あります。

 

おわりに

たぶん親の顔よりライブ後のThank you everyone from OSAKA MUSEの文字を見た。

わりと配信ライブが公的に終わった形でも何かしらがあると思いがちなのでこの画面を22時過ぎたくらいまで見ていた。

配信ライブ、見るのは良いけど終わるタイミング意味不明の時が多くてずっと待っちゃうことがある。特に余韻もないまま急に画面が切り替わって『ご視聴ありがとうございました!』的なのが映された瞬間虚無になります。

 

しっかりNHKみたいに「THE 終わり」みたいなロゴ出してほしい…!!!!(強い主張)

本当はライブに行けたら万々歳ですし、7月から徐々に再開しそうなところ出てきそうですが実際再開されないと演者も客もわからないことの方が多いし、もう1ヶ月は配信ライブで在宅おたく生活することになりそう。

 

まぁ今回は久しぶりの甘い暴力だったということで、自分を殺すということ以降の音源一切持ってなくて、「そりゃライブ見てもわからん曲多いわ!ガハハ!」となったので、通販で売ってるうちに買っとこうと思います。でも今回聞いた中だと「愛の地獄」が一番好きだったので、早く音源化してほしい~!というか定期的に配信やってくれたら有料でも私は見たいのでやってほしいな~と思いました。

というわけで、

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2020年6月10日DOF「STAY HOME」配信第2回目

本日、DOFのAREA主催の配信ライブである「STAY HOME」第2回目の配信でした。

 

6月。ライブが無くなって3ヶ月。もうすでに5回は干からびました。バンギャルとは繊細な生き物です。

リアルライブがない日々で、現場主義がゆえに配信ライブはさほど…と冷めて見ていたタイプなのですが、休止の期間が期間なもので素直に有難く感じるようになりました。

推しに会いに行きたくても会いに行けない、自主的にではなく環境が「そうさせない」というのは辛いものがあります。悲しいけどしばらくは仕方ないのかな。

この状況に半ば慣れつつあるので、いざライブに何も気にせずに行ける!という日が来たら、今までのフラストレーションが爆発するのもそうですが、全く運動をしない私からするとライブが体力育成の一環だったためそもそもライブを見るための体力も心配という現実な問題も孕んでいます。がんばりましょう。また会える日まで…。

 

前回のセットリストを見ると、今回は最新アルバムからの曲が少なかったような気がします。前回がリード含め9曲、今回は5曲で、ほとんどが既存曲でのセトリ構成でした。

前回のセットリストを見たのですが、しっかり見たはずなのにあまりライブ自体の記憶がなく、「やっぱり配信だから、直接見るのとなんか感覚が違ったのかな~」と思っていたんですけど今回の配信ライブが前回よりも格段に格好良かった。

 

ライブに行かなさ過ぎて忘れかけていたけど、やる側のコンディションだったり雰囲気でだいぶライブの見方も変わるので、今回はちゃんと見た側がほぼ声揃えて「良かった」って言えるライブだったと思います。

配信ライブじゃ自分の「ここが見たい」っていうポイントも抑えられないし、臨場感もなければ雰囲気も味わえない、低音が鼓膜揺らすこともステージ照明で眩しくなることもないですが、カメラワークも画質も神がかっているので逆に「今まで見られなかったところ」が見れるのもまた良い点ですね。箱によってはドラムが全く視認不可能なこともザラにあるのでヨハちゃんピックアップはうれしいです。

また、ライブ中は記憶力テストでもあるので、ライブ終わったら「アレ……なんだったっけ………可愛い場面沢山見たのに…」と自分の記憶障害に後悔することもなく、3日間好きなタイミングで好きな場面を見返せるのも良い点ですかね。3日間とか短すぎるやろ!と思ったけど、おおよそシステムの問題らしく、視聴期間1週間といえばニコ生のTS制度ですがあちらは画質が本気でうんちすぎて低迷している動画サイトなので、今のところライブ配信に強いのがZAIKOなんでしょうね。たぶん。

今回は「伝えるということ 交わるということ」から「メランコリィな生活」の流れとか、ヨハネスソロ、ラストスパートの「結果論」「斑」とライブチューンが続いて「青の空」の締め方がとても良くて、「良いライブ見たなぁ」って感想です。本当にこのライブを生で見られていたら、もっと感じ方も出てくる感想も変わったのかな~、見れることならこの最高のライブを生で見たかったな~!

でも、そう思わせられるライブができているっていう点では今日のDOFのライブは100点ですね。

 

さらに、発売から4年越しにキラーチューン「斑」のサビである歌、正式には歌詞は存在しませんが、

「神の空 神の知るソレ 神の空 神の声 神のみぞ知る」

だと思っていたらyuyaさん本人が「(サビは)神の空とは言ってない」と否定するという衝撃事実がなんとこのライブで発覚。


Develop One's Faculties「斑」MV SPOT

じゃあ”蟹”の線が濃厚か…と思ったら「蟹の味噌汁でもない」らしい。

神という言葉に隠れた「蟹の味噌汁の歌🦀」だと4年信じて止まなかったファンへの挑戦状です。これで実は「Coming No Slap」とか意味のわからない造語だったらどうしよう。ありえるよな、DOFなら…。

 

という謎を残した楽しいライブでした。

よかったら6月13日、土曜の20時半までが視聴期限になるので気になる人は2,500円払ってライブを見るついでに迷宮入りしつつある「蟹の謎」について考えてみよう!🦀

triumph-bridge.zaiko.io

 

※追記

システムトラブルというラッキーミラクルで配信ライブの視聴期限が6月14日(日)の20時半まで伸びました!

 

6月、真剣にライブハウス再開に想い馳せる会

なんか、このブログずっとライブハウスのこと言ってない?ということは置いておいて、大阪でも自粛解除の動きが出ており、ライブハウスも自粛解除対象になったわけですが、この営業についてのガイドラインについて様々な意見が出されています。

 

簡単に言うと、

・ホール内では原則着席

→着席ができない場合はお客さん同士の距離を一定離さなければならない(できるだけ2mを目安に、最低でも1m)

・ステージと客席間にアクリル板や透明のビニールカーテンなどで遮断する、またはステージと客席を間を2m開ける

・声援を惹起することや、ハイタッチや来場者との接触は禁止(煽りなどは×)

 

 

参照、引用元

大阪府/第18回大阪府新型コロナウイルス対策本部会議

資料2-2(1):観戦拡大予防にかかる業種別暫定ガイドライン(ライブハウス)について

 

とどのつまり、ヴィジュアル系ではモッシュWOD逆ダイループはもっての他だし、最前割はおかしなことになるし本命のド前とるのシビアになるし、そもそも交渉などもよろしくなくて、「お前らまだまだやれんのか!」「うぉーい」というコールアンドレスポンスやメンバーコールさえも無理ということになりました。

「じゃあ自粛解除ちゃうやないか」と私の心の中のミルクボーイの内海氏がツッコミ入れています。

 

絶対決めた人、ライブハウス行ったことなくね?という疑問は置いておいて、おおよそ新型コロナウイルス対策専門家の意見をまとめたものなので「これをすればウイルス感染は防げる」最低ラインなのでしょうが、にしてもキツいガイドラインなのでびっくりしました。クラスターが発生してしまった施設での営業はやっぱり基準が厳しい模様。

着席でやるとなると、動いてなんぼ!のV系ではもうほぼアコースティックライブ推奨みたいな形になるといっても過言ではないという。通常のライブを着席でやられてもお客さん側は動けないストレスでマッハで死に至りそうです。(それはそれで1度見てみたい気もする)

私は少なくともストレス発散でライブに行っている面もあるので、好きなバンドだと行くけれども結局着席になるなら遠征やほかのバンドのライブには特にすごくいきたいわけではないかなぁ。というのが個人的な意見ではあります。

地下アイドルはMIX打ったら怒られるし振りコピも禁止だし、もっとアングラな界隈に行けば演者とファンが普通に終演後話して酒を酌み交わしていたりするわけですが、それも無理という。大きなイベントから小さなイベントまでしかも様々な界隈が死んでしまうのでは?という懸念があります。あくまで「このガイドライン通りの営業が続けば」という話ですが。

 

他都県でも、多少差異はあれど上記のガイドラインに基づく営業はほぼ全国共通認識ではありそうです。

ナミキジャンクションの広島セカンドクラッチでは、床にテープを貼って観客同士の間隔を空けるマキシマムザホルモンの「マスターオブテリトリー」形式っぽくなり客入れを決定した公演でできうる範囲で営業再開を決定しました。

キャパ250人程度ですが、床のバミテープを見る限りMAXで35人程度しか入ることはできません。ただ、まずは客入れでの営業再開へ第一歩という形になります。

 

 

高田馬場クラブフェイズでは、東京都の営業再開のガイドラインを受けて「自粛延長決定」という選択になったようです。

 

クラスターが発生したとはいえ、そんなめっちゃガチガチに縛りを設ける必要性があるか?とは個人的に思いますが、正直ライブハウスが潰れようが知ったこっちゃ無し感も拭えません。というのは、ライブハウスは人を沢山入れて営業利益が出るので、通常3000円前後のチケット×お客さんがMAX30人としても9万円にしかなりません、赤字です。チケットの単価を5,000~6,000円に上げたら、次は集客が厳しくなる可能性があるので、ある程度アーティストに固定のファンがいてもキツイ気がします。かなり厳しい状況です。

実際のところ、ライブハウスに足しげく通う私のような人もいれば、全く人生においてライブハウスとは縁のない人もいて、その全く人生においてライブハウスに縁のない人が考えたルールなので勿論現場の理解がないのは当然で、一番現場がひっ迫している医療現場などに比べれば声が届かないのも当然ですし、色んな業種が悲鳴を上げているうちの一つの業種でしかないので、だからライブハウスはクラウドファンディングを強いられざるを得ないのかなともふわっと思ったりします。

 

大阪では、対策としてさらに「コロナ追跡システム」なるものが実施されるそうで、もし施設利用者でコロナ感染者が出た場合は来場者に通知が行くようにQRコードを作成する旨が発表されました。たぶんこれも全国的に広まっていきそうです。

「どうやって感染を防ぐか」も大事ですが、今後大事なのは「この新型コロナウイルスとどうやって共存していくか」で、経済活動するうえで向こう1年ずっと国民全員に外出自粛させるわけには当然いかないので、発生源の特定・医療現場や重篤化した方の病床のコントロールを主に考えて地方行政は動いていると思う。

だから、ちゃんとウイルスに感染した人を追えるシステムと、医療崩壊させないためのコントロールができるようになったらイベントもほぼ通常通りの開催も望めるのかなぁと思います。が、それでも今夏はマスク着用必須なので暑い夏の室内ライブは酸欠者続出で、再開になっても絶対熱中症続出や持病がある方は悪化したりと色んな意味での懸念もあります。3月にライブ行ったときも動き回りすぎてしんどかったので…

ネットでは「うつったら自分や大切な人が死ぬかもしれない」「家族や仕事、人に迷惑はかけられない」とコロナそのものを危険視している人たち、「これ以上自粛を続けると生活できない」「無一文にさせて経営者を自殺させる気か」と経済的にコロナの影響を危険視している人たちでずっと意見が平行線になっているので、ライブハウスの営業もなんとかそのどちらの折り合いもつけられるような体制に6月中にはなってほしいなと願います。

 

ただ、めっちゃ安易に6月くらいだったらマスクしてライブ行けるんじゃね?と思っていた私からして、現実的な公演再開の目途が経ってない状況を見ると、「いつ…いつになったらライブに行ける…?」とゴールの見えないゴールを目指してカンカン日照りのなか意識朦朧でぼそぼそ歩いている状況です。

現実的にはエンターテイメントは人間の衣食住には一切含まれないし無くても生きていけるのですが、新しく買った洋服もメイクもしていく場所もなく、日常で心躍らせる場面もない。供給のない、味気のない日常ってバンギャもおたくも殺すよなぁと思う毎日です。

「ライブハウスが好き」「ライブが好き」というよりは、楽しい予定があるから日々仕事なり頑張っていて、そこで味わう非日常感が大好きなんだと思う。ほこりっぽい地下への階段を下りて、煙草と香水の香りが漂い、この日のためにおしゃれをしてライブに来た女の子たちが一心不乱にステージも見ず動き回っている場面を見ると個人的に「ライブに来たなぁ」と感じられるので。

 

本当にイベンターの方もそうですが、ライブハウスがどんどん閉まっていったり、クラウドファンディングを始めているのをみると胸が痛い。「以前のように」ライブに行くことは、最悪今年いっぱいは難しいのかもしれないけれど、行ったことあるライブハウスだったりはどこも経営難になっており、もし閉まってしまったら私の今までの思い出まで消えちゃいそうで歯がゆくて支援しまくる毎日。私の職場自体はコロナ以前から経営難で、コロナが来てからさらにグダグダしているので転職も見据え金銭的に消費は抑えた方が…と思っていたのですが、逆に消費行動をしなさすぎて気が狂いつつあるので最近は消費しまくっています。

 

ここまで箱についての考えを述べましたが、7月開始で検討されている旅行補助金もあるので今後には期待したいところです。

 

いや、これが続いたら遠征捗りすぎてやばいです。高速・夜行バス運営会社のWILLERは1年間有効のバス回数券なども販売しているので(※現在売り切れ、抽選販売検討中とのこと)、色んな企業にようやく光が見えてきました。

ちゃんと楽しめるライブ行くために今は貯金期間だと思ってちゃんと虚無を過ごします。6月もがんばろ~!!!!(投げやり)

 

~ふざけた近況報告編~

 

Francfrancオンラインショップで「リアルオクタヴィネル、モストロラウンジごっこするぞ~!💘」と息巻いてシェルシリーズを注文したが届いたら全ての食器が割れていた。

問い合わせから今対応中だけれど、自粛でみんなお家時間が捗りすぎてFrancfrancのサポートセンターがパンクしていて、数日後に来た返信が「一部交換できないので、交換対応できないものは返金します😿」という対応になった。仕方ないけど悲しい。サポートセンターの人、とても対応が丁寧だったので色々大変だけどめちゃくちゃ頑張ってほしい。ちなみに、店舗で同じものすでに買ってしまいました。Francfrancの奴隷。

 

▼今ハマっているツイステットワンダーランド、めちゃくちゃガチャ運がスランプで病んだ。仕事で誰かに会うたびに「無欲の人間に引かせればSSRやSRが出る」という迷信を信じて1回分引かせるも、高確率でセベクくんが来てくれる。セベクくん、夢女の目から見ても受けの血筋しっかり継ぎし受け。

ライブ配信を見た後の自粛日記②~ヴィジュアル系のディープ層とライト層を考える~

こんばんは!

今日5月21日、段階的に自粛解除の宣言が予告されていたのち、関西圏で緊急事態宣言が継続されていた大阪・京都・兵庫の自粛解除が発表されました。ヤッター!

 

ただ、まだライブハウスやスポーツクラブ、夜のお店等は当面自粛とのこと。

つくづく大阪の京橋Arcで起きたクラスター事件は運が悪かったよなぁと思う。

全国的にニュースで「ライブハウスはウイルスが広がる場所」みたいな偏向報道がされたことは、マジで行く側からすると「いらんことするな」以外の感想がありません。

そのニュースが報道されたときも、私が遠征までするライブハウス中毒だと知らない近所の方に世間話の流れで「良い年してライブハウスなんか行くからバチが当たるねんな」と言われて、めちゃくちゃカチンと来たので「そうですか、ちなみに私、実はついこの間ライブハウスに行ったんですよ!移したらスミマセ~ン!ハハハ」と言ったらそれからもう距離を置かれてしまいました。こうやってライブハウスに行かない人のライブハウスのイメージって決められていくのかも、とこの件を思い出した今は猛省してます。

 

 

今日のブログですが、5月20日~21日の昨日と今日、配信ライブを連日で見ていました。

 


DADAROMA ONE MAN TOUR「POINT OF NO RETURN」緊急生配信無観客ライブ

 


RAZOR 7th ONEMAN TOUR 掟破り LIVE STREAM「狼煙」

 

DADAROMAとRAZORの無観客配信ライブ、どちらも良かったです。

 

私はDADAROMAもRAZORもリアルライブは1度のみしか見ていなくて、どちらもすっごい応援してるぜ!っていう感じじゃないけども、こういう時期だからこそ普段私が行っている対バンでもなかなかお目にかかれないバンドを、配信という形でライブ見られることがすごく良かったと思います。

 

私は2012年~2015年までSadieのファンで、さらに合わせてBORN、My BACTERIA HEAT IsLANDのファンだったのでRAZORに限ってはドリームバンドに間違いはなかったんだけど、結成当初は「おおー!すごーい!」でなんか終わってしまっていました。

やっと重い腰を上げてRAZORライブを見に行ったのが去年の春のワンマンツアーという放置っぷり。

RAZORは始動時からのドラムの哲也さんは残念ながら去年で脱退してしまったけれど、今でもSNSにもひょっこり顔を出して生存報告をしています。

新しく入ったNikkyさんはex.ALSDEADからと思わぬのところからの新精鋭ながら、タイミング悪くもコロナウイルス感染拡大防止のためお披露目ライブができず、やっと今日のタイミングでお披露目となったもよう。ファンだとやっぱり新しく入ったメンバーはどういう人か知りたいのもあって、ライブをやる側も見る側も良いライブになったんじゃないかと思います。

DADAROMAは、見たのがマイバクと対バンが被ったっきりでマジで始動して間もないくらいですが、誕生日を祝われている少年・よしあつさんが可愛くてハッピーになりました。

 

 

さて、私は今、メイン現場はDOFと+地元に来ればSHiSHiになっていて、前々回のブログでは「CDで満足できないからライブ行ってるのに云々~」という感じのブログを書いたのですが、そのメイン現場以外ではネットでライブ見れて超楽しい!というご都合脳になっています。

言い訳としては、まず上記で紹介したバンドは2バンドともわかる通りほとんどライブに行っていません。言えば興味はあるけど、進んで行くかというと自分の応援しているバンド‘”+α”の扱いになるわけで金銭面や時間の限界が試されるし、私の中の優先順位だとライブ行くにはあともうワンプッシュ足りない。

去年行ったRAZORもただ行きたい!というよりも、Sadieを当時一緒に応援していた友達も一緒に行ってくれることになったというのもめちゃくちゃ心強かったですが、ライブを見にあたっての大義名分としてはかつて応援していた人たちの、今なおステージ立つ生存確認に近いものがありました。

ライブは行こうにも、もうメインで好きなバンドできちゃったし、そもそもここから新規参入・開拓する体力気力がなく、自分自身も浅く広く応援できるタイプではないからというのもあります。

 

だからこそ、配信ライブは良い面も沢山あります。

そもそもどちらのバンドもCDはバラつきはあるものの持っています。単純にカッコいいので…でも、特段行きたいわけでもないしな~という人に向けてはいいプロモーションになる。「興味があれば見る」というだけ。

私みたいな掠ったようなライトな層でも、例えば学生や事情で金銭的にライブに行くのが難しい人たち、地方でなかなかライブハウスまで伺えない、ヴィジュアル系のライブが未知数で勇気がなくて行けなかった人たちを救います。

ヴィジュアル系は規模がマイナーになればなるほどディープな層で成り立っています。そういうマイナーなバンドのヴィジュアル系を応援していて、ライブに行くのがそもそもファンとして当たり前という凝り固まった頭になってしまっている私が言うのもなんですが、ライブに行ってないとファンじゃないみたいな考えをこれを機になくすべきだと思います。

上記の2バンドはYoutubeでライブは無料配信ですが、再生するごとに広告収入が得られるようになってますし、ライブ配信自体はスーパーチャットという投げ銭が導入されています。ライブをリアルタイム見た人が自分で出せる範囲で、出せる金額を出し合う、それが数百円でも何万でもいいわけです。そりゃ金額が万単位になれば、された方も「おお、すげえ~」ってなり有難がるのも必然ですが、応援する側にしたら「お金を出す」という行為=応援しているという目に見える実感が大事なんだと思います。

 

ヴィジュアル系はライト層に厳しい気がする。もちろん、バンド側は人がライブに来ないとバンドとして成り立たないのはわかっているけど、見る側はそういう”背景”まで気にしてライブには行ってられません。バンドマンが「バンドはいつ消えるかわからない、だから応援できるうちに全力で応援してほしい(ライブに行け/来い)」といったりしてますが、お前らが言う事じゃねえ~~~~~~~~~といつも思ってます。推しは推せるときに推せ、その言葉は応援しているバンドがバンギャやっているなか活動休止や解散に至ってしまった私からすれば痛いほどわかります。

でもそれ、ファン側が勝手に思う事であって、バンドをやってる側がいうことじゃないよなと。なんで応援や支援があたかも”義務”みたいにバンド側が言うねんと思ってしまう。なんかモンペみたいになってきました。もうこれ以上言うのは辞めます。

でも、なんにせよバンドのライブを見に行くのは、こういう配信を通じてもそうだし、曲なりを聴いて「楽しそうだからライブに行く」「かっこいいからライブに行く」、そういうシンプルな構造が一番いいと私は思っています。配信ライブを続けているうちに、「誰かが」「いつか」生のライブを見たいと願って、見られる機会ができたらすごく素晴らしいと私は思います。そういう点で配信ライブを私は押します。

 

なので、なんか下手になんか毎日回らないコメントと雑談配信とかをされるよりも、ライブ配信はいいな~と。

でも、えんそくのぶうさんのLet's GOイーブイの実況している動画はめっちゃ面白いです。ゲームのチョイスの意外性ながら、いつもの面白トークが繰り広げられています。これはただの贔屓です。ごめんなさい。

twitcasting.tv

 

 

また全然関係ない話ですが、春に予定されていて行く予定だったアイドル、MIGMA SHELTERのツアーが延期及び払い戻し対応になったのですが、「すご~!リアルタイムキャッシュバック~~~!有難すぎて涙~~~~!」と戻ってきた金で同グループのチェキを通販で買いました。いや、払い戻す前は今年引っ越しもするしFrancfrancのシェルシリーズの食器とか買いたいなと漠然と思っていたんですが何故か結果論こうなっていました。こういう人間が書いているブログです。

ダメ人間の私のことは真に受けず、みんなができる範囲で楽しく推しを温かく見守っていきましょう。

おわり。

「自粛」から考えるライブハウスの再開へ思う

この記事があって読んで「現場のおたく、悲報すぎん?」ってちょっと落胆しました。

本日5月13日のひるおび!にてリモート出演したデーモン閣下が、専門家の山中教授に「年内にコンサートができる可能性」について言及していたそうだ。

 

headlines.yahoo.co.jp

 

リモート出演のミュージシャン、デーモン閣下が、どうしても自粛をしない人がいる現状でのコンサート開催の可能性について尋ねると、「アーティストから観客の最前列を離し、席も2列起きとか両横の方も2人置きとかいう形で。あと、みんなが利用するトイレとかの接触感染の原因にならないような対策を十分とるとか。そういう工夫で…」と山中教授はアドバイス

 「それでも年内は厳しいって感じですか?」と畳みかけるデーモン閣下に「それは地域によってですね。緊急事態宣言の(解除の)後は少しずつ出来るところがあると思います」とした。 

 

専門家からの意見を改めて聞くと「え、コンサートですら2列おきでの着席とか、年内中で客を入れるスタンディングライブとか到底無理じゃね?」ということを痛感させられる。ライブハウスLOVE...な現場主義バンギャからすれば悲報も悲報である。

その一方で、「これ以上自粛すると潰れる!」というライブハウスも多い。というか潰れる!というライブハウスしかない。すでにコロナの影響で閉店してしまったライブハウスもある。

そりゃあ、自粛という名のほとんど営業停止命令のようなものなのに、「まぁ後はなんとかよろしく、知らんけど」という状況なので仕方ない。そしてライブハウスだけの話ではなく、ほぼ同列扱いのバーやカラオケ店、飲食店や中小企業でも補償基準に満たず認められずギリギリ首の皮一枚で繋がりながら苦しんでいる人が沢山いて、日々みんな政治へのヘイトを溜まらせている。

 

そしてライブハウスはというと、クラウドファンディングYoutube channelを開設して凌いでいる。

が、このニュースを見ている限りだと、特にライブハウスや劇場は、密閉・密集・密接の3つをオールクリアしているので営業再開したとしても「これまで通り」に客入れするライブではなく、無観客配信をやらざるを得ないだろうし、人を入れてなんぼのライブハウスからするとそれは大赤字もいいところだ。

クラウドファンディングも拡散さえされれば300万ほどあっという間にいくライブハウスもあるが、たとえ300万だとしても家賃や人件費など固定費、リターンの制作費用でものの数カ月で底を尽きてしまう。

camp-fire.jp

今日、名古屋のはずれにあるライブハウス「名古屋ミュージックファーム」がクラウドファンディングの始動を発表した。プロジェクトに関する文面を見て「ああ…」ってやるせない気持ちになった。ほかにもCAMPFIREで「ライブハウス」と検索するとライブハウスが悲痛の声を上げ、もはやサイトトップに飛べば飲食店や酪農家・農家、中小企業や商業・文化施設などが広く「助けてくれ!」とみんな叫びを上げている。

もはや地獄絵図だ。お金が有限じゃなれば支援するに越したことは無いが、それもそれで限界がある。国民同士が支え合って「頑張ろう」と言い合っているさなか、政治家は呑気に座りながらあーでもないこーでもないと毎日言い合いをしてはただ時間が過ぎていく。本来はこういう困った国民に国が補償すべきところだが、各自治体も限界で「補償するだけのお金がない」と言っている。みんな困っていて、みんながストレスで誰かに怒っている。

本当に地獄絵図だな、と思う。

 

話を元に戻そう。

上記で山中教授がコンサートの年内開催可否について「十分な対策や工夫をし、地域によってできるところがある」というのも、逆を言えば「人が各地から集まる都市部での観客を入れた催しは年内では難しい」ということになる。アーティスト側からすると集客が見込める都市である東京や大阪といった都市での、ライブハウスでのライブ開催は年内には批判を持っての強行突破以外はほぼ不可能だと言える。

開催できるようになったとしても、以下の条件があると考えられる

・イベントやライブの入場制限(最大人数は入れられないため、入場可能上限を超えた場合は抽選なども有りうる)、等間隔で必ず人と接触しないようにしなければならない

・観客自体の移動制限。観客側も他府県を跨ぎ開催地への移動ができない。居住所を明示したりしなければならない可能性がある。

・入場時の検温必須。これはすでにユニクロ・GUを経営するファーストリテイリングが行っている。店舗入場の際に検温を行い、37.5℃以上あるお客さんは入場お断りというもの。

 

私が最後にライブハウスへ赴いたのは3月下旬の話にはなるが、そのときも「マスクを着用していない場合はいかなる理由があっても入場お断り」「入場時はスタッフがアルコール消毒を行い入場」 だったので、この条件も必須になる。

 

人と接することがない等間隔をあけてのライブとなると、2012年にマキシマム ザ ホルモン「客席を完全にマス目状に分ける」ライブが開催されたことがありますが、今後もしライブをやるとなったらもっとマス目を大きくしたこういう感じになるのかもしれない。

 

rockinon.com

 

このライブは、後方真ん中は「モッシュダイブOKゾーン」で、それ以外のスペースはテープでマス目に区切られている「全指定スタンディング」となっている。というか今は無き渋谷AXでの開催ですね。懐かしい。

 

もしかしたらこういう感じだとライブ再開は見込めるのではないかとも思うが、オールスタンディングのライブではあまり現実的ではない。500人入るキャパの箱でも、密集を避けるためおよそ半分以下の150人~200人ほどしか人数を入れられないとなると殆どの場合開催しても赤字になる。

今後、いつ開催ができるかは不透明ではあるが、いずれの業種でも「どの条件をクリアし」「どのような状況下であれば営業が許され」「いつ頃」再開できるかゴールを示さないと、このままだとみんな死にます。と思いました。

最近だと大阪の吉村府知事がある一定条件をクリアすることで段階的に自粛解除を掲げている「大阪モデル」がそれにあたると思うが、自粛解除になると色んなところから人が集まりクラスターが発生することも懸念しているので、「本当の意味での自粛解除」というのは途方もなく先の話になるのかもしれない。